2025年1月某日、話題の豪華客船『MSCベリッシマ』に乗船してきました!
人生2度目のクルーズ、そして初めての”ひとり”クルーズです。正直、ひとりで浮かないかな……と不安もありましたが、あまりのコスパの良さに即申し込んでしまいました。
この記事では、MSCベリッシマのクルーズの紹介と「ひとりでも楽しめるのか?」を実体験をもとに詳しくレポートします!
Contents
『MSCベリッシマ』とは?

MSCベリッシマ は世界有数のクルーズ会社「MSCクルーズ」が運航する2019年にデビューした最新鋭の大型豪華客船。近年日本発着での航海がはじまり、日本からでも気軽にクルーズできる船として話題になりました。
運営会社の「MSCクルーズ」はスイスに本社を置き、イタリアの会社が運営する、世界を代表するクルーズ会社の1つで、MSCベリッシマ以外にも多数の大型クルーズ客船を保有しています。
- 全長315m
- 定員:約5,600人
- 客室数:約2,200室
まさに海の上の巨大リゾート!といった施設で、外観もとても迫力があります。
日本発着のプラン例
2025年夏時点で募集されているものには、以下のような日本発着プランがあります。
- 西日本・韓国
- 東京 – 大阪 – 済州(韓国) -八代 – 東京
- 東京 – 釜山(韓国) – 佐世保 – 東京
- 大阪 – 済州(韓国) – 八代 – 東京 など
- 那覇
- 那覇 – 宮古島 – 上海(中国) ←今回乗船!
- 東京 – 釜山(韓国) – 佐世保 – 鹿児島 – 那覇
- 那覇 – 石垣島 – 基隆(台湾) – 宮古島 – 那覇 など
近年日本発着のクルーズは減ってきているようなので、早めに予約することをおすすめします!

時期によって募集されるプランは変わるので、ぜひ、最新のプランを確認してください!
ちなみにMSCベリッシマは自主運航の他に、旅行会社が船を貸し切って(チャーター)、運航されることもあります。最近では「ジャパネットたかた」でも、チャーター船が販売されていて注目を浴びていました!
MSCベリッシマ|船内の施設
それでは気になる船内の主な施設を紹介していきます!
客室

MSCベリッシマには予算や好みに合わせて選べる客室タイプがあります。
- 内側キャビン:窓がない分、料金がリーズナブルで初心者やひとり旅にもおすすめ
- 窓付きキャビン:海が見える窓がついているので、船旅らしい景色を楽しめる
- バルコニー付きキャビン:専用のバルコニーで海風を感じながらリラックスできる
- スイート :広々とした客室で、より贅沢な船旅を楽しめる
- VIPクラブ「Yacht Club」 :専用エリアやコンシェルジュサービスが利用できる最上級クラス
今回私は激安のベストワンクルーズで申し込んだので、一番お安い「内側キャビン」、いわゆる“窓なし部屋”を体験してきました。

部屋の奥にはシングルベッドが2台。海外仕様/日本仕様のコンセントがそれぞれありました。冷蔵庫の飲料は有料です。
お風呂はバスタブなしのシャワールームですが、清潔感があって◎!テレビや冷蔵庫、ドライヤーなど必要な設備もきちんと揃っています。

パジャマなどの部屋着や、スリッパ、歯ブラシなどのアメニティ類はないことに注意……!
LED 天井スクリーン
MSCベリッシマの船内は、きらびやかな内装で彩られた空間が広がっています。その中でもひときわ目を惹く目玉のひとつが、全長96mもあるというLED天井スクリーン!
時間帯によって映像がどんどん変わるので、いつ見ても楽しむことができます!

このLEDスクリーンのエリアにはショップや飲食店が並んでいたり、時間帯によってはショーが行われたりします。
プール
プールエリアも充実しています!
- 屋外プール(冬季は未開放)
- ジャグジー
- 大人も子どもも楽しめるウォータースライダー(※内側キャビン利用者は有料)
- 室内プールエリア
などがありました!冬季は室外プールはオープンしていないので、全力でプールを楽しみたい方は夏のクルーズに参加するのがおすすめです。

その他施設
- ショーが見られるシアター
- カジノ施設
- デッキエリア(屋外プール横):温かい季節になればたくさんの乗船客で溢れそう。大型モニターもあり、イベントが行われます。
- スーパーマーケットやショッピングエリア
など、クルーズライフを満喫できる施設が多数備えられていました。
船内のアクティビティは後ほど紹介します!
ネット回線
今回乗船してみての体験談ですが、低層階かつ内側キャビンのお部屋はほぼ電波は届かないと思っておいた方が良さそうです。窓ありキャビン以上になれば、もしかしたら窓際は多少繋がるのかもしれません。
上層階にあるレストランなどでは電波がひろえたので、そこで間に合う人は良いですが、客室でも快適にネットを使いたい方は有料のWi-Fiプランの利用をお勧めします。

ネット必須の民なので、わたしは即契約しました!
オプションで申し込みができるWi-Fiプランは
- 日数(「クルーズ全日」か「1日単位」か)
- デバイス数(スマホからのテザリング不可)
- ネットだけかストリーミングもするか
など、細かくプランが分かれています。自分の利用状況にあわせて最適なプランを申し込みできます。
船内Wi-Fiの申し込みは『MSC 4 Me』というアプリから申し込めます。
このアプリは船内Wi-Fiを使って無料で接続することができ、Wi-Fiの申し込み以外にも各種イベントへの申し込み、自分が今まで使った料金なども確認できるため、とても便利です!乗船前にダウンロードしておくことをおすすめします!
MSCベリッシマ|乗船・下船の手続き
MSCベリッシマの乗船と下船の流れや手続きを、実体験をもとにお伝えします!
乗船手続き
今回、私が乗船したのは「那覇 – 宮古島 – 上海(中国)」プランです。
- 1日目・2日目:那覇(停泊)
- 3日目:宮古島
- 4日目:終日クルーズ
- 5日目:上海に到着・下船
那覇出発の場合の乗船地は那覇第2クルーズバース。那覇空港からはタクシーで2,200円でした。MSCクルーズが専用の送迎バス(15ドル)を出しているので、そちらを利用してもOKです!
クルーズターミナルに到着後、船の前に設営された白いテントの中でチェックイン手続き・出国手続きを行います。
- チケットチェック
- 荷物検査
- 上海入国用の書類記入
- パスポート提出と顔写真撮影
といった流れで手続きが進みました。チケットチェックがスムーズにいくように、ツアーの搭乗券は忘れずに印刷していきましょうね!

乗船後|ルームキーとクレジットカードの紐付け
乗船手続き後はルームキー受け取り(わたしの場合は部屋のドアノブにかけられていましたが、受付時に渡されるケースもあるようです)、部屋へ入室することができるようになります。
その後、下船をスムーズにするため、専用の機械でルームキーとクレジットカードの紐付けを行うことをおすすめします。

これをすることで下船時にレセプションで支払いをせずにそのままチェックアウトできるので、忘れずにやっておきましょう!
下船
今回は下船前日(4日目)の午前中に下船案内がありました。

下船案内は全部英語でちんぷんかんぷんでしたがご安心ください!案内はMSCのアプリ(日本語)でも見ることができます!笑
下船のスケジュールは乗客によって決められています。下船スケジュールは前日夜に部屋に届けられる船内新聞に書かれています。忘れず確認し、決められた時間に遅れないようにいきましょう!
また、キャリーケースは夜23時までに部屋の前に出しておく必要がありました。クルーズ船は、キャリーケースなどの大きな荷物は基本的に下船前日夜に預けるのが通常ですので、早めにパッキングして忘れず対応しましょう。

下船当日は決められた時間に集合場所に向かい、案内に従って下船します。下船後に、クルーズターミナルにキャリーケースが置かれているので、それをピックアップして完了です。
下船後はフリーです。私は少しだけ上海で遊んで夜に日本へ帰国したのですが、せっかくなので上海で何泊かして帰るのもいいと思います!
MSCベリッシマ|食事
クルーズの楽しみの1つといえばやっぱり『グルメ』ですよね!
MSCベリッシマには、以下のような食事施設があります。
- 20時間営業しているビュッフェレストラン
- コースディナーを楽しめるメインレストラン
- 有料レストラン(お寿司、鉄板焼き、ステーキハウスなど)※予約推奨

私は基本的にディナーはメインレストラン、それ以外の時間はビュッフェレストランを利用していました!
このクルーズでいただいた食事の詳細は動画でしっかり紹介していますので、合わせて参考にしてください!
ビュッフェレストラン「マーケットプレイス」
15階後方にあるビュッフェレストラン「マーケットプレイス」は、まさかの20時間営業!ほぼ1日中、いつでも何かしら(イタリアン、台湾料理、和食、サラダ、デザートなど)食べることができます!

お味自体は全体的に普通というのが正直な感想ですが、クルーズ船の食事の醍醐味は、やはりこの景色!海を眺めながら食事をいただくことができます。

ちなみにビュッフェレストランの食事はお部屋に持ち帰りオッケーです!ただ、手にプレートを持っての移動が大変なので、あまりおすすめはしません……。
メインレストラン「ライトハウスレストラン」
今回、ディナーは基本的にメインダイニングでいただきました!
MSCベリッシマには3ヶ所のメインダイニングがあり、乗客ごとにディナー時に利用できるレストランが割り振られています。
メインダイニングでのディナーは時間と場所、席が決められており、お部屋のルームキーに記載されているので、確認して行くようにしましょう!
今回私は6階の「ライトハウスレストラン」が指定場所でした。それぞれのレストランで雰囲気は少し変わるようですが、食べられるものは基本的に同じです。
ディナーはコースになっていますが、頼めば好きなものを好きなだけ食べることができます。ただし、ドリンクは水も含めて有料です。

ビュッフェにはない凝ったメニューがあったり、わざわざ取りに行かなくていいのは良いですが、開始時間が決められていたり、他のお客様と相席になる可能性があります。

気になる方はビュッフェレストランで自由に食べたり、有料のレストランを使うのもアリだと思います!

ちなみに、メインレストランではモーニングとランチもいただけます。こちらはディナーと違って特に席や時間帯は決められておらず、好きな時に行くことができます。
有料レストラン
お寿司、鉄板焼き、ステーキハウスなどの有料のレストランもあります。

出典:MSCベリッシマ の船内施設と客室の詳細 | 客船紹介 | クルーズバケーション | あなたに感動の船旅(クルーズ旅行)を
- 鉄板焼きとお寿司のレストラン「カイト鉄板焼きレストラン&寿司バー」
- ストリートダイニング「¡HOLA! タコス&カンティーナ」
- ステーキハウス「ブッチャーズカット」
- 15階の高層レストラン「シーパビリオンbyジュレミー・リュン」など
当日空きがあれば入れますが、人気のレストランは予約でうまっていることも…。絶対に行きたい方は早めのご予約をおすすめします。

わたしは鉄板焼きのレストランへ行こうと思っていたのですが、満席で予約できませんでした……涙
MSCベリッシマ|船内・寄港地でのアクティビティ
ここでは船内でのアクティビティや、寄港地(今回は宮古島)で訪れた場所を紹介します!
船内|免税店でお買い物
出港後に免税店がオープンし、免税価格でブランド品などを購入することができます!
船内では毎日、何かしら日替わりのセールをやっているので、誘惑との戦いが待っています……(笑)
船内|シアターでのショー
船内にはシアターがあり、そこでは毎日ショーが開催されています。
2日目、3日目は22時から予約をしていた無料のショーを見に行きました。ショーは有料のものもありますが無料のものもあり、誰でも気軽に楽しむことができます!


シアターは設備がしっかりしていて、音響もよく、クオリティがとっても高くて大満足でした!
ショー終了後にシアターを出ると、シアターを出てすぐの場所にあるLEDスクリーンでミニストーリーが上映されていました。

こちらはショーの終わりに合わせて都度開催されているようです。
4泊5日のクルーズ滞在中は、すべて異なるプログラムショーが開催されていました。全て楽しみたい人は、初日から参加するのがおすすめです!
船内|ビンゴ大会
クルーズ中に1回だけ開催されるビンゴ大会に参加しました!

参加は有料で、何枚かセットになっているビンゴカードを購入することで参加できます。
私は1番高額な3枚綴り×7セットのビンゴカードを購入!こちらで55ドルでした。

しかし結果は惨敗…。とっても楽しかったのですが、そもそも1人で大量のビンゴカードを全部確認するのが無謀すぎました……笑
船内|カジノ
ビンゴ後、ここで懲りずにクルーズ船内のカジノに遊びに行きました!人生「ほぼ初カジノ」です!
カジノは、
- USドルかユーロの現金、もしくはルームキーで部屋付して遊ぶことができる
- あまり人はおらず、好きなものを自由に選べた
- 私のような「ちょっとやってみたい」という初心者でも入りやすい
という感じでした!
結果は……ちょっとだけ勝ちました……!やったね!
$100→$106→$64→$49からの~$191(ㅅ´꒳` )🌸
— はなちゃん@スタアラ世界一周途中帰国なぅ✈️🌎 / JAL大好きな紫組✈️💜 (@hana39_travel) January 15, 2025
最後スロットにたどり着いて息を吹き返しました.:° 🌟🌟╰(ˇωˇ )╯🌟🌟;。:*
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船外|宮古島散策(宮子神社、宮古島公設市場、パイナガマビーチ)
今回参加したツアーは3日目に宮古島に寄港するプランでした。宮古島では下船し、お散歩をすることにしました。
今回は徒歩でめぐりましたが、「遠くのお店や観光スポットに行きたい人」や「がっつり観光したい人」は、レンタカーを借りたり、タクシーやクルーズ船のツアーを使うのもいいと思います。
宮古神社
宮古神社は青い空に綺麗な朱色が映えるとってもきれいな神社でした。素敵な御朱印もいただきました。

宮古島公設市場
宮古神社から15分ほどの宮古島公設市場。外のテーブルで同じクルーズ船の乗客と思われる方々が宮古そばを食べていました!

お昼にがっつり食事をしてしまったので、今回は泣く泣く諦めました……
パイナガマビーチ
公設市場から15分ほど歩いて、パイナガマビーチに到着!最後に宮古ブルーを堪能します。

遠くにMSCベリッシマを見ることができました。かなり存在感がありますね。
ツアー費用(料金)まとめ
さて、そんな感じでクルーズを大満喫しましたが、いったいどのくらいの費用がかかるのでしょうか?
今回わたしはなんと…6万100円という破格でツアーに参加させていただきました!これには以下の料金が含まれています。
- 大人シングル料金:3万9600円(2名参加の場合は1万9800円/人)
- 港湾税1人分:2万500円
1部屋が2名用になっており、1人で参加すると2人分の料金を払うことになります。それでもこの金額なので、かなり安かったと思います!
クルーズ中に使った費用
クルーズ中に使った費用は下記のとおりです。ドリンクを飲まなければ、かかるのはチップと観光税くらいです。
- チップ:4泊5日分 72ドル
- インターネット費用:72ドル
- 観光税:5.79ドル(宮古島?)
- メインレストランでのドリンク:10.35ドル×4日+4.03ドル
- 冷蔵庫のペットボトルのお水:4.03ドル
- プールバーでのドリンク代:12.65ドル
- カジノでのドリンク代:16.10ドル
- ショッピングギャラリー:126.32ドル
- ビンゴの参加費:55ドル
- カジノ:100ドル→196ドルに増えた!
まとめ
MSCベリッシマ の情報がメインですたが、”ぼっち”でも楽しめるかどうかというと…気軽に乗船できて、とても楽しかったです!
クルーズ船自体が賑やかなのと、上海到着ということもあり、かなりにぎやかな中国の乗客の方が多く、1人でいてもあまり気になりませんでした。

わたし以外にもお一人様らしい乗船客の方もちらほら見かけ、安心感がありました(笑)
今回人生2度目のクルーズを体験してあらためて思ったのは、クルーズは寝ている間に移動でき、観光もしやすく、個人的にはとても大好きな旅の方法のひとつです。
クルーズツアーの多くはやはり海外発着になってしまいますが、MSCベリッシマであれば日本発着のものも定期的に開催されています。クルーズに参加してみたいけれど、ヨーロッパとかに行くにはちょっとハードルが高い……と感じられてる方の、最初の体験にはとてもおすすめです!
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